私これからWEBショップを構えたいので商標登録をしたいんです。
後々は小さな実店舗も構えたいという夢もあります。
商標登録を出願するには一般的には弁理士に依頼します。
代行依頼をした友人に聞いたところ20万円かかったそうです(出願する区分数にもよります)。
ただ私には全く予算が無い。
でも元々社労士事務所で働いていたので役所宛ての書類は何となく作り慣れている。
ネットで調べてみると、自分で出願したという方も結構いらっしゃる。
というわけで、私はセルフ出願一択。
今回の出願の流れの覚え書きです。
自分で出願しようと思っている方の参考になりましたら幸いです。
ただ結果が出るのは1年後なので成功なのかどうかは分かりませんが。
①出願方法について一通り理解する
②商標名を決める
商標登録にはたくさん種類があります。
- 文字商標
- 図形商標
- 記号商標
- 立体商標
- 結合商標
- 色彩商標
- 音商標
- 動き商標
- ホログラム商標
- 位置商標
今回私が登録申請したのは、店名のみの文字商標です。
読み方が同じ、もしくは類似の商標が無いかを確認する
特許情報プラットホームJ-PlatPatで検索します。
詳細説明はこちら
一文字違いなど類似の商標の場合、同じ区分での登録ができないかもしれないらしいです。
なので極力人様の商標にかぶらないようにチェックします。
③区分と商品・役務を決める
販売したい商品が該当する「区分」と「商品・役務」を調べます。
超便利機能のサイトを特許庁さんが準備してくださってます。
こちらで検索して追加ボタンを教えていくと、申請書類にコピペできる状態に仕上げてくれます。
超有能!
④書類を作成する
これまた特許庁さんが丁寧に書き方説明を公開してくださってます。
独立行政法人 工業所有権情報・研修館 商標登録出願書類の書き方ガイド
⑤ココナラで弁理士さんに添削依頼&修正
こんなサービスまであるのか?!って言うくらい、あらゆるサービスが溢れているココナラ。
ココナラで商標登録出願の相談を受けるサービスを出品している弁理士さんを見つけました。
- 出願する商標と区分では商標登録ができる可能性はどれくらいか
- 販売したい商品の「商品・役務」の分類に関する質問
- 作成した書類の添削
以上の3点をお願いしました。
5000円かかりましたが、それでも弁理士さんに依頼するよりも破格のお値段。
類似する商標が見つかったのでアドバイスも頂けました。
また数字はすべて全角、変な所にスペースも入れないというアドバイスもありました。
お願いした弁理士さんは顔出しをして弁理士事務所のホームページも掲載されていたので、安心してお願いする事ができました。
添削いただいた内容で、商標名をもう一度練り直し、書類を再度作成。
↓こちらから新規登録されましたら登録して2、3日後にもれなく1000ポイントが付与されます
招待コードは F6A15B を入力
弁理士が特許・実用新案・意匠・商標の相談に応じます 弁理士に気軽に相談したい方にオススメ!⑥特許庁でFAX添削をしてもらう
特許庁マジ優しい。
省庁のイメージがガラっと変わるくらい、対応してくださる方が皆さん優しい!丁寧!好き!
分からない事は電話相談に乗ってくださるし、作成した書類も添削してくださいます。
ありがたい。
作成した書類を特許庁にFAXし見ていただきました。
特許庁が近ければ直接相談も可能だそうです。
何故こんなに念入りに作成しているかというと、不備や問題があると非常にややこしい事になるぽいからです。
FAXをしてから30分ほどで携帯電話に連絡がありました。
特に修正する箇所は無いとのこと。
区分について一つ質問があったので、それも電話で教えていただけました。
迷ったら特許庁に電話して相談するべし。
◆特許庁所在地 〒100−8915 東京都千代田区霞が関三丁目4番3号
◆開 庁 日 月~金曜日(平日)
◆問い合わせ受付時間 9時から17時30分まで
◆電話<代表> 03−3581−1101(音声ガイダンスに従って内線番号を操作してください)
⑦特許庁へ郵送
まず商標登録には以下の費用がかかります
登録出願料
今回私が支払ったのはこれ。
特許庁への出願に係る印紙代は出願する商標の区分の数によって異なります。
特許法等関係手数料令で
『1件につき3,400円に1の区分につき8,600円を加えた額』
と決められているので、1区分ならは12,000円、2区分なら20,600円となります。
設定登録料・更新手数料
無事審査が完了し登録査定の通知が送られてくると、登録査定を受け取ってから30日以内に支払わなければならないのが、設定登録料。
32,900円×区分数で10年間登録できます。
商標権は存続期間が満了しても更新できるので(※更新料が必要)、商標権は半永久権となります。
引用元:特許庁
①書類作成をして特許印紙を貼付
上に記載した通り出願には登録出願料(私は2区分なので20,600円)が必要ですので、「特許印紙」を申請書に貼付して支払います。
出願だけで結構なお値段よね・・・。
商売するって初期費用が色々とかかるもんだな。
それにしても特許印紙って何・・・・?
調べてみると、その辺の郵便局では販売されておらず、市内で置いているのは中央郵便局だけでした。
ちょうど大阪梅田に用事があったので阪急阪急内郵便局に行ってみると、ありました!
店舗は大きくないけど流石は梅田。
行きかたを詳しく書いているブログを発見したので行かれる方はどうぞ↓
②特許庁へ郵送
受付印を押印して返送していただくために、(控)と書いた申請書類のコピーと84円切手を貼付し宛先を書いた封筒を同封しました。(任意)
発送方法は簡易書留で。
あとは約1年待つのみ。
1年も待てない!という方には「早期審査」制度を活用できます。(※条件あり)
ちなみに2022年10月に商標登録出願をした友人は2023年6月に登録されたとの事でしたので、約8カ月かかったそうです。
⑧電子化手数料払い込み用紙が届く
電子申請ではなく紙ベースで申請した場合、特許関係に係る電子化手数料の納付が必要です。
電子化手数料は、1件につき2,400円に+書面1枚につき800円が必要となります。
商標出願を書面で提出したとき(商標願1枚)の電子化手数料は、2,400円+(1枚×800円)=3,200円 となります。
複数の手続を一度に書面で提出した場合は、各手続(1件)ごとに支払いが必要です。
書面が届いた30日以内に支払います。
⑨出願(申請)番号通知と識別番号通知がハガキで届く
出願から約2週間後、ハガキで申請番号と識別番号が届きました。
この番号で特許情報Jプラットホームで検索すると、出願した商標が掲載されているのが確認できます。
ただし、経過情報など詳細がアップされるのは出願が公開されてから更に1カ月待つ必要があります。
( ※経過情報がアップされると、Amazonブランド申請の手続きが可能になります。)
⑩出願公開3週間後「経過情報」がアップされる→Amazonブランドレジストリでブランド登録申請が可能に
特許情報Jプラットホームに「経過情報」がアップされます。
Amazonでブランド登録をするために商標登録をされた方は、経過情報がアップされた時点でAmazonブランドレジストリにてブランド申請ができるようになります。
まとめ
出店準備がとりあえず一つ終了。
本当は弁理士さんに依頼すれば確実なんだろうけど、おもわぬ初期費用が色々かかってて予算がキツイ・・・。
というわけで、自分で出願してみました。
特許庁さんも自分で出願される方のために全ての情報を丁寧に公開してくださってるので、やれない事はない感じです。
無事登録できると良いんだけど。
では!
電子申請は特許庁の公式サイトへ
↓こちらから新規登録されましたら登録して2、3日後にもれなく1000ポイントが付与されます
招待コードは F6A15B を入力
弁理士が特許・実用新案・意匠・商標の相談に応じます 弁理士に気軽に相談したい方にオススメ!追記:Amazonセラーになりました
Amazonでプライム出品するにはブランド登録が必須!というわけで、商標登録をし無事にAmazonでブランド登録をする事ができました。
刺繍キットやインナーなどを販売しています。
駆け出しひよっこですが、ブログと違ってこれまた面白い。
出品する一連の作業はブログでの経験が本当に役立っています。
ブログやってて良かった。
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