ご訪問ありがとうございます。はなでございます。
もうすぐ読書週間ですね(^^)
我が家の娘はとにかく読書が大好きです。
私が読もうと思って買ってきた本は、私が読む前に片っ端から娘が先に読んでいきます。
そんな読書好き中学生の娘が心よりおすすめする厳選6冊をご紹介。
読書感想文の本選びなどにも活用していただけると幸いです。
娘は中学生ですが、中学生にも大人にもおすすめの6冊です。
『青い鳥』 重松 清
村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒──後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。引用元:Amazon
娘は重松清さんの本が大好きです。
中でも特に名作と名高いこの『青い鳥』がイチオシのようです。
その心情描写はすごいの一言に尽きます。
吃音の村内先生が生徒たちにに寄り添いながら、人間と人間の関係を構築していきます。
周りからはずれてしまった生徒達の物語。
娘自身、自分の姿を登場人物に重ねながら読んでいるのではないでしょうか。
思春期の方にも、思春期のお子さんを持つ親御さんにも、おすすめの一冊です。
『星を継ぐもの』 ジェイムズ・P・ホーガン
【星雲賞受賞作】月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。引用元:Amazon
月で5万年前の人間の遺体が発見される事からこの小説は始まります。
読み進もうと思ってもなかなか進まず、冒頭第1説は何も分からず頭の中は「???」
でもその中には伏線が散りばめられおり、すべては最後のオチにつながります。
SFの枠を超えた本物の名作です。
『走れメロス』 太宰 治
人間の信頼と友情の美しさを、簡潔な力強い文体で表現した『走れメロス』など、安定した実生活のもとで多彩な芸術的開花を示した中期の代表的短編集。「富士には、月見草がよく似合う」とある一節によって有名な『富岳百景』、著者が得意とした女性の独白体の形式による傑作『女生徒』、10年間の東京生活を回顧した『東京八景』ほか、『駈込み訴え』『ダス・ゲマイネ』など全9編。引用元:アマゾン
娘は太宰治が大好き。
好きになったきっかけは中学校の国語の教科書に載っていた『走れメロス』でした。
『走れメロス』は命を懸けた友情の美しさや信じる心の大切さを表現したお話で、メロスは英雄視されている気がするけど、
いざ読んでみると、メロスってクズじゃね?
走るの遅いわ、現実逃避するわ、トラブル続出するわで。
ダメ男メロスだからこその魅力かも(^^)
そんなメロスが走った3日間を実時間として追体験できるアプリがあります。
これであなたも24時間メロスの行動をチェックできますよ。
是非このアプリでメロスのクズっぷりを体感しましょう。
『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス
32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に検査を受ける。やがて手術によりチャーリイの知能は向上していく…天才に変貌した青年が愛や憎しみ、喜びや孤独を通して知る人の心の真実とは?全世界が涙した不朽の名作。
引用元:アマゾン
主人公は知的障害のチャーリー。
そのチャーリーが書く報告書として物語が進むのですが、初めは誤字やひらがなが多く読みづらいのですが、チャーリーの知能が高くなるにつれて文章がどんどん変化していき、その文章から主人公の変化がとてもリアルに感じることができます。
幸せとは何か・・・?
人間の本質に迫るテーマにとても考えさせられます。
『5分後に意外な結末シリーズ』
笑い、感動、友情、ちょっとだけシニカル短時間で読めて、ラストにドンデン返し!累計100万部突破の大人気シリーズ本シリーズは、どの巻からでも、どのお話からでも読むことができる、1話完結の読みきり型ですどの話も短いので、朝読にも最適。また、どのお話にも、ラストに「意外な結末」があるので、読書好きでも、そうでない子どもにも大好評です。SF、ホラー、ミステリー。くすっと笑える話、ぞっとする話、感動する話。ページにして数ページ、5分以内で読めて、最後に「あっと驚くドンデン返し」。そんなショートショートを集めたアンソロジー。
引用元:アマゾン
読書があまり好きでない方にも、子供だけでなくて大人の方も、パラパラっと気軽に読めるショートショートです。
『キノの旅』時雨沢 恵一
「ひとつの国に滞在するのは3日間」というルールで様々な国を訪れる旅人キノと、その相棒で言葉を話す二輪車のエルメス。キノたちが訪れる国は個性豊な人たちが暮らし、キノと様々な形で出会い、そして別れていく。
引用元:アマゾン
最後に、娘が一番好きなライトノベルを。
主人公キノがモトラドに乗って国々を旅する物語。
冒険ものではありませんよ。
いくつかの短編で構成されています。
ストーリーそれぞれには現実社会で身近に遭遇する事、例えば大量消費社会、本音と建前、習慣や文化など様々なテーマが提示され、考えるきっかけを与えてくれます。
ライトノベルなので読者の年齢層は低いかもしれませんが、実は年齢を問わず楽しめる作品です。
ラノベなんて読んだことがない大人の方にこそ、ぜひ読んでいただきたい。
ちなみに、通信制のN高校では時雨沢恵一さんの講座も受けられるそうで、娘はN高校にかなり興味を持っています。
では良い読書週間を(^^)/