ついこの間平成になった所なのにもう令和なんですね。
というくらい、昭和から平成になったあの日の事ははっきり覚えています。
子供の頃に読んでいた漫画を読むと、読んでいたあの頃にタイムスリップして、当時の出来事や自分自身を思い出します。
終わりゆく平成の今だからこそ、もう一度昭和を思い出してみませんか?
私が大好きだった昭和の少女漫画まとめです。
1『生徒諸君』庄司陽子
転校生、北城尚子(通称ナッキー)は真直ぐな信念と強さで、バラバラな個性をもった 生徒たちを惹き付け「悪たれ団」を結成し、大暴れする。 複雑な家庭事情、恋愛、様々な困難に立ち向かう悪たれ団。 彼等の中学校から大学卒業までの青春を描く。引用元:アマゾン
ナッキーを初めとする悪たれ団の中学校から社会人になるまでの物語。
生まれて初めてはまった漫画です。
悪たれ団に入りたいな~と心底思っていました。
リアルナッキーになるがために、中学ではソフトボール部、高校ではバスケ部に入ろうと心に決めるほど、ナッキーが大好きでした。
小泉今日子さん主演で映画化もされましたね。
その後教師編も連載されましたが、絵の変わりようとストーリーにびっくり。
2『エースをねらえ』山本鈴美香
【期待の新人プレイヤー・岡ひろみ】岡ひろみはテニスの名門、西高校の1年生。お蝶夫人に憧れてテニス部に入部するが、いつもドジばかりしていた。しかし宗方コーチだけは彼女の才能を見抜き、次の大会メンバーに指名する。突然の抜擢にひろみはテニス部員から厳しい目を向けられるが、生徒会長の藤堂に励まされながら過酷な練習を開始する!!
王道のスポ根テニス漫画。
この漫画のおかげでテニス部は大繁盛で、近所のお姉ちゃんは全員テニス部でした。
岡ひろみと宗像仁の関係の対極にあるのが、大坂なおみ選手とコーチのサーシャ氏かも。
今の時代部活でこんな「しごき」をやっていたら大問題。
胃液を吐くまでやらせるんだもん。
辛い。
それがゆるぎない信頼の上に成り立っているのだとしても。
話がそれますが、私、高校に上がり硬式テニス部に入部しました。
しかし、ラケットは1年生の間は持たせてもらえず、ひたすら球拾いとランニングと筋トレを続けなければならないと知り、新入部員18人で入部5日目に一斉退部をしたのが良い思い出です(*^^*)
2年3か月しかない部活動の内、1年間ラケットを持たせない合理的な理由って何?
でも私が子供の頃は1年間ラケットを持たせないっていうのは結構よく聞く話だったような・・・。
3『キャンディキャンディ』いがらしゆみこ
20世紀初頭のアメリカ中西部およびイギリスを舞台に、明るく前向きな孤児の少女キャンディ(キャンディス・ホワイト)が、周囲の出自への偏見に負けず人々の愛情を受けて成長する過程を描く、ビルドゥングス・ロマン。引用元:Wikipedia
原作の水木杏子さんといがらしゆみこさんの間に著作権帰属トラブルが発生し、2001年以降は原作もアニメも再版&再放送ができない状態に。
あんなに子供たちの人気を博したのに非常に残念で悲しい。
当時キャンディキャンディが大好きで看護師をめざした人も多かったはず。
誰もが何かしらキャンディキャンディのグッズを持っていました。
私はキャンディキャンディのマイミシンとお風呂セットを持ってました。
自宅にお風呂がなかったので、いつもキャンディキャンディのお風呂セットを持って銭湯に通っていたのが懐かしいな。
キャンディキャンディが少女漫画のグッズ展開の始まりだそうですよ。
子供の頃はあまり理解していなかったですが、大人になって読むとしっかりしたストーリーだったんだな、と改めて思います。
4『銀のロマンティック・・・わはは』川原泉
私は川原泉さんの漫画が大好きでした。
川原さんの漫画が基本コメディなのですが、悲しみや切なさ、情熱や色んな感情がうずまいていて、笑って泣いて心にしみる作品ばかりです。
気の抜けたあの画風についつい油断してしまいますが、そのギャップにやられます。
中でも銀のロマンティックが一番の名作だと思っています。
主人公は天才バレエダンサーの娘、更紗。
元スピードスケーターの忍は競技中の走行妨害で足首を負傷し、スピードスケートからは引退してフィギュアスケートに転向。その二人がペアを組んで世界選手権に挑むという物語。
犬のポチがクワドラブル(4回転ジャンプ)のタイミングを教えてくれるのですが、この漫画が読まれていた当時4回転なんてまだまだ夢の話だったように思います。
そしてフィギュアはまだまだマイナースポーツでした。
それが今では冬季五輪では花形競技だし、男子で4回転は当たり前の時代ですからね。
アスリートの進化ってすごいですよね。
まぶしいね、まぶしいね、愉快だね、愉快だね、わはは、わははーーーー。
▼現在購入できるのは、甲子園の空に笑え!の中に収録されています。
5『伊賀野カバ丸』亜月裕
人里離れた山奥で忍者の修行を受けながら育った伊賀野影丸、通称カバ丸。縁あって東京は金玉学院での新生活が始まった。カバ丸の超人然とした食欲と運動神経に周りの人々は驚嘆を隠せない! 学園コメディー大傑作! !
バカバカしいストーリーでしたが、腹かかえて笑っていたのを思い出します。
カバ丸の兄、颯(はやて)がクールで大好きでした。
子供が生まれたら颯と名付けようと妄想していたくらい。
アニメ化して喜んでいたのですが、いざテレビで見てみると、
うそん・・・な仕上がりでした。
最近の漫画はアニメ化してもギャップもなく素晴らしい映像ですよね。
6『ヨコハマ物語』大和和紀
明治8年、横浜の貿易商・叶屋にひきとられた卯野は、同い年の万里子と出会った。海の向こうの未知の国に憧れる2人は、一緒にシモンズ塾で英語を習うことになった。いつしか森太郎にほのかな恋心を抱くようになった卯野だが、ある時、万里子もまた森太郎を愛していることに気づいてしまう。おたがいの森太郎への気持ちを知った卯野と万里子の間は、ぎくしゃくしてきて……!?文明開化の時代に生きた2人の少女の愛と夢を描くグランドロマン!! 引用元:アマゾン
物語は明治時代。
対照的な二人の主人公、万里子と卯野と二人の男、竜介と森太郎のラブロマンスです。
時代が大きく移り変わる中、苦労しながらも自分の生き方を突き進む万里子と卯野がとても素敵で魅力的で、ぐいぐいっと物語に引き込まれます。
作者は大和和紀さん。
当時「はいからさんが通る」が大流行で、アニメでも宝塚歌劇でもやってましたが、私は「はいからさん」よりも圧倒的に「ヨコハマ物語」の方が好きなんです。
しっかりとしたストーリーで、NHKの朝ドラでやったら絶対におもしろいと思うのにな。
そういえば、昔「はいからさんが通る」の宝塚の舞台を子供の頃テレビで放映していたのですが、あれは関西圏だけだったのかな?
7『あさきゆめみし』 大和和紀
『宇治十帖』を含む『源氏物語』54帖がおおむね忠実に描かれており、平安朝の生活様式などを詳細に調べて漫画化している。古典の中でも特に著名な『源氏物語』の世界を漫画という形で平易に視覚的理解を助け、古典への興味を持たせた功績は今なお大きい。大手予備校の書棚に置かれるなど特に受験生必携の書ともなっており、『源氏物語』現代語訳を手がけた瀬戸内寂聴も高く評価している 引用元:アマゾン
これも5の『ヨコハマ物語』と同じく大和和紀さんの作品。
この漫画の凄さは、紫式部の『源氏物語』にかなり忠実に作られた作品だという点にあります。
この漫画のおかげで、高校の古文の授業で習った『源氏物語』は完璧に理解できました。
そして『あさきゆめみし』で理解できない時代背景などは、高校の授業で穴埋めできました。
漫画の力ってすごいですね。
古典だと分かりにくいものも、頭の中で平安貴族の生活がまるで見てきたかのように煌びやかに妄想できました。
8『ベルサイユのばら』池田理代子
革命の嵐に揺れる18世紀のフランス。美貌の女性騎士・オスカルと従者アンドレの愛は時代の波に翻弄されて…。王妃マリー・アントワネットの悲劇を織りまぜて描く感動巨編! 引用元:アマゾン
1972年~1973年に週間マーガレットで連載されました。
略して「ベルばら」。
史実とは異なる点が多いですが、これさえ読んでおけばフランス革命の流れは大体わかります。
アニメ化、宝塚歌劇団による舞台化、実写映画化などされました。
9『僕の地球を守って』 日渡早紀
亜梨子(ありす)は植物と交信する能力を持つ高校生。ある日、隣家のイタズラ小学生・輪(りん)を誤ってマンションのベランダから転落させてしまう。奇跡的に回復した輪は、もう一人の自分に覚醒していた…。一方、亜梨子は前世の夢を共有する同級生に出会い…!? 引用元:アマゾン
連載が始まったのが1986年なのでギリギリ昭和の漫画です。
アラフォー世代には懐かしく、今の若者世代にとっては新しい少女漫画ではないでしょうか。
前世、転生した現世、月基地と舞台は行ったり来たりします。
転生した登場人物たちが過去の記憶と葛藤しつつ、恋愛要素もありのハードなSF物語。
略して「ぼく地球(ぼくタマ)」。
ストーリーはもちろん面白過ぎるくらい面白いのですが、絵も素敵で大好きでした。
でも人気が出過ぎてしまい、ストーリー冗長化が否めないのは少し残念です。
途中シューマンの「流浪の民」が繰り返し挿入されるのですが、これがまたピッタリで。
今もお風呂でついつい歌ってしまう合唱曲です。
10『アクマくんにお願い』 日渡早紀
魔界の第15王子・アムカが人間界にやってきた! 家事上手の史郎の家に居候した彼の目的とは!? 個性豊かなキャラクターたちが大活躍する、日渡早紀の最初の大ヒットシリーズ!! 引用元:アマゾン
9の「ぼくタマ」と同じく日渡早紀さんの作品。
日渡早紀さんの代表作は「ぼくタマ」になっているかもしれませんが、私は「ぼくタマ」の前に連載されていた「アクマくんシリーズ」の方が大好きです。
全部で7作あります。
- 1巻 『アクマくんにお願い』
- 2巻 『アクマくん 僕は天使になりたい』
- 3巻 『アクマくん ブラックミニオン』
- 4~7巻 『アクマくん 魔法 BITTER(マジックビター)全4巻』
日渡早紀さん初期の作品なので、「アクマくんにお願い」は絵が昔風。
でもどんどん変化していき、マジックビターではかなり綺麗な絵に。
売れっ子漫画家さんに変貌していくプロセスも面白いです。
でもストーリーが完結しないまま「ぼくタマ」連載が始まってしまったので、もう永遠に完結はしないのでしょうかね。
11『エイリアン通り』成田美名子
容姿端麗、頭脳明晰、学園のヒーロー・シャールのまわりは、謎と危険の香りでいっぱい! スリリングでハートフルなアメリカン・ストーリー!!
ビバリーヒルズ、アラブ、ムスリム・・・。
アメリカンで冒険あり恋愛ありのワクワク&インターナショナルなストーリー。
血縁でもない5人が同じ屋根の下で暮らすのですが、誘拐事件や失踪事件、拉致事件などの出来事がコメディタッチで軽快に描かれています。
ですが、この作品のメインテーマは「自分の居場所とは何か」。
誰もが憧れるような端麗な容姿や明晰な頭脳=幸せの絶対条件ではなく、本当に大切なのは居場所があるっていうこと。
読んだ後は、ちょっぴり切なくてほっこり温かい気持ちになりますよ。
12『動物のお医者さん』佐々木倫子
大学受験前、その構内に足を踏み入れたときから、ハムテルの運命は決まっていた――。コワイ顔でも心優しいシベリアンハスキーのチョビ、姉御肌の猫・ミケ、暴れん坊ニワトリや超個性的な大学の面々に囲まれて、獣医師への門は開かれた――!! 引用元:アマゾン
北海道大学理Ⅲをモデルに描かれた獣医学部の物語です。
獣医学部といっても、医療系によくある悲しみや感動のお話ではなく、ゆるゆるのフワフワでほのぼのなのです。
吉沢悠さんと要潤さんでドラマ化もされました。
この漫画の人気で、北大の理Ⅲの偏差値が急激に上昇したとか。
確かシベリアンハスキーも流行ったような。
漫画に出てくる人間も動物も濃いキャラばかりですが、悪い人(動物)が一切登場せず愛されキャラばかり。
ただただ、ふふふ、えへへ、と笑える癒し漫画です。
最近「女の園の星」という漫画を読んだのですが、動物のお医者さんにものすごく近い空気感でびっくり。
動物のお医者さんがお好きな方はきっと好きかも。
13『ときめきトゥナイト』 池野恋
わたし江藤蘭世は、吸血鬼のおとうさんと狼女のおかあさんをもつ普通の女の子。今、わたしは同じクラスの真壁俊くんに恋をしています。だけど、最大の恋のライバル神谷さんにはいろいろいじわるされるし、おかあさんには人間の男の子を好きになってはいけないといわれるし…。でもおちこんでなんかいられない。モンスターの能力がめばえ、何かがおこりそうな予感もするし…。引用元:アマゾン
これぞ昭和の少女漫画の代表作ではないでしょうか。
3部作のシリーズものなのですが、やはり私がドはまりしたのは江藤蘭世&真壁俊の第1部。
魔界からやってきた江藤家が中心となり、 人間界と魔界という二つの世界を舞台に物語は展開していくのですが、物語の最大のテーマは「愛」。
主人公達が真実の愛を貫く王道ラブストーリーなのです。
主人公蘭世の魅力は、ドジで明るく一途。
そして、たくさんの女子が真壁くんにキュン死しました。
塩対応の中に時折見せる優しさ。
少し強引な男らしさ。
そしてヒロインを絶対に守る真壁くんは、女子のツボを突きまくる少女漫画の王子様中の王子様です。
14『バナナフィッシュ』吉田 秋生
バナナフィッシュが連載していたのは私が中学生の頃。吉田 秋生
少女漫画雑誌に連載していたとは思えないくらいハードボイルドでかっこよくて。
名作ですが辛いです。
最近になりアニメ化したので、昭和漫画が読みにくいなという方はアマゾンプライムビデオで全話見れます。
アニメのエンディングがKING GNUの「Prayer X」という曲なのですが、この曲のアコースティックバージョンを聴くと泣きそうになります。
まとめ
最近の漫画は本当に面白いけど、たまには昭和の漫画も良いですよ。
では。
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