こんにちは。はな(@hana8family)です。
犬を飼っていると、病気もするし怪我もします。
我が家の犬たちは幸い飼い始めてから9年、動物病院にかかることもなく健康に元気に過ごしてきました。
しかし11歳になるあーさんが尿石症でとうとう初めて手術を受けましたので、手術や入院治療、食事療法やペット保険に関してまとめました。
尿石症に罹るわんちゃんは多いそうなので参考になりましたら幸いです。
尿石症とその症状
尿石症とは、おしっこが体内で作られて排泄されるまでの途中(=尿路:腎臓→膀胱→尿道)に結石ができて、頻尿、血尿、排尿困難などの症状が現れる病気。
石ができる場所によって、「腎結石」「尿管結石」「膀胱結石」「尿道結石」と名前が変わります。
特に尿管結石や尿道結石に石が詰まるりおしっこが全く出せなくなると尿毒症と言われ、命の危険に関わることもあります。
血尿や頻尿になったり、尿を少しずつチョロチョロといろんな場所でします。排尿する際痛がったり元気や食欲が低下することもあります。
また排尿しようとするのに全く尿が出ない場合は、石が尿道をふさいでいる可能性があるので、早急に獣医さんで診察してもらいましょう。
犬の尿石の種類
尿石はいくつかの種類がありますが、多くは以下の2種類。結石の原因やできる場所、治療方法は種類によって異なります。
ストラバイト結石
以前は膀胱結石と言えばコレ、というくらいメジャーなタイプでしたが最近は減少傾向。
- 尿石の成分:ストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)
- 尿石のできる場所:膀胱など
- 特徴:アルカリ性の尿でできやすい。飲水量が少ない子や女の子で発生が多い。
小さい石は食餌療法で溶解する場合も。大きい石や食餌療法の効果が見られない場合は外科手術になります。
シュウ酸カルシウム結石
あーさんの結石はこれ。「ストラバイト結石」に代わり現在メジャーな結石です。
- 尿石の成分:シュウ酸カルシウム
- 尿石のできる場所:膀胱、腎臓、尿管、尿道など
- 特徴:アルカリ性~酸性問わず、どのpHの尿でもできやすい。飲水量の少ない子や男の子、高齢の子に発生が多い。
シュウ酸カルシウムは一度できると溶解しないので、手術をして結石を取り除く必要があります。
我が家のあーさん尿石症になる
あーさんの症状
家族旅行にいくため、あーさんをペットホテルに預けました。
しかしその旅行中、血尿が出たとペットホテルから緊急の連絡が入ったのです。
旅行が終わりペットホテルに迎えに行きました。
帰宅したあーさんはえげつなく頻尿。しかも血液混じり。
しっかり尿が出ないので常にポタポタと少量の尿を出している状態。
明らかにおかしいので即動物病院を受診しました。
膀胱炎と診断を受け抗生剤を飲ませる
診察の結果、ホテルに預けられたストレスが原因の膀胱炎、という診断でした。
抗生剤を1週間飲ませ再検査となりましたが、尿検査では膀胱炎は完治している状態。
また結石が混じっていないか顕微鏡検査をしても、何も見つかりません。
そこでレントゲン検査をしてみると・・・
膀胱と尿道に石がいっぱい詰まってる
膀胱に大きな石みたいな影が。
そして尿道にはびっしりゴツゴツした石の影が!!(写真を撮り忘れたのが悔やまれる。)
軽い結石ならカテーテルで開通できるそうで先生が試されましたが、カテーテルが全然通らずびくともしません。
手術で切開してひとつひとつピンセットで摘出するとのこと。大変だぁ・・・。
【閲覧注意】手術で結石を取り除く~シュウ酸カルシウム結石
全身麻酔をして切開して取り出す手術になるので手術日から1週間の入院が必要でした。
取り出された石はシュウ酸カルシウム結石でした。一番大きな物で直径1㎝ほど。
⇊ あーさんの体内から取り出された石
尿石症の原因と予防と対策
尿石症になる原因は様々です。
- 食べ物や水に含まれる物質(カルシウム、マグネシウム、リン、尿酸など)やおやつ
- 尿のPH(アルカリ性に偏ると結石ができる)
- 飲水量の減少
- 尿量や排尿回数
- 細菌感染(ストルバイト)
- 遺伝的要因(犬種)
これらの原因に対し飼い主が取り得る予防と対策は以下の通りです。
- 食餌を改善(おやつなどを止め療養食をメインに)
- 尿のPHを管理する(尿(PHコントロールの食餌へ変更、酸化剤などの投与)
- 尿量を増やす (水分をできるだけ多く摂取するように管理)
食事改善~phサポート食&手作りフードへ変更
我が家は餌を半分手作り食とphサポート用のドライフードに変えました。
結石の為に変更した食事ですが、結果毛並がつやっつやになり、食いつきもものすごく良くなりました。
▼こちらの餌にかえました。お手頃価格で食いつきが良いし、その後体調も良好。
尿石症の手術費用とペット保険
気になる費用ですが、検査、手術、1週間の入院で、
実は我が家はペット保険未加入でした。
が、友人宅のわんちゃんが怪我で手術になり50万円の医療費がかかったという話を聞いたり、更にペット保険には加入時の年齢制限があると聞き、去年あわてて加入したばかりだったのです。
なので今回本当に助かりました!ギリセーフ!
我が家は20%負担プラス免責1万円の保険に加入していたので、今回の費用負担は4万2000円ほど。
(ちなみに月々の保険料は約3000円。年齢が若いほど安いです。)
使うかどうかわからない上に掛け捨てだし保険料は安くないので、月々保険料分を積み立てれば良いのでは?とも思います。
が、怪我やもっと大きな手術になると手術費用は数十万円かかる事もよくある話。
年齢が若いわんちゃんの場合は保険料が安く、また人間同様、一度病気などに罹ると加入が難しくなるという点からも、ペット保険には若い内に加入していた方が安心かもしれません。
まとめ
術後1年以上が経過しましたが、今の所再発も見られず元気です。
手術には全身麻酔の処置が伴いますのでリスクもあります。
あーさんは高齢犬ですので、再発した場合手術に耐えられるかどうかも不安ですので、普段から食事などに気を付けながら再発を防止したいと思っています。
では(^^)/
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