我が家には2匹のワンコが同居しています。
その内の1匹あーさんは、保護センターからやってきました。
イビキと寝言がうるさい、おやじ犬10歳。
先日予防接種を受けに動物病院に連れていった所、獣医さんに
「もう去勢手術はしないの?」と聞かれたんです。
・・・・・・・。
「は?やってますけど???」
と私が答えると、
獣医さん
「え?あるよ???」
私
「はい・・・・???」
とっさに「やられた!」と悟ったのです。
あーさんは8年前、兵庫県姫路市の「アニマルメリーランド」という保護施設からやってきました。
当時、子供も小学校に入ったしそろそろ社会復帰をしようと就活をしていた頃で、子供だけ家にいるのは心配だなと思い、犬を飼うことにしたんです。
でもどうせ飼うなら里親になろうと思い保護犬サイトを閲覧。
すると、笑顔がめちゃくちゃ素敵なあーさんを発見。
一度会わせてもらおうと、アニマルメリーランドさんに連絡をし訪問させていただきました。
初めて訪れる保護センターは、あまりに犬が多すぎて衛生環境は劣悪そうでした。
多くの犬が皮膚病に罹っている感じで、若い犬も老犬も合わせて100匹以上はいたと思います。
その日は一度どんな犬か会わせていただき、お話をさせていただいて、検討させていただくつもりでした。
が、理事長さんの「一匹連れて帰れ~」という無言のプレッシャーにもろくも負けてしまい、その場で里親になる契約をしたのです。
提携している動物病院で「ワクチン接種」「去勢手術」をしてからの引き渡しという条件でした。
当日見学した際に獣医さんもいらっしゃり、その方が手術をしてくださるという事でした。
去勢手術をするのは、予想外の妊娠を防ぎこれ以上可哀想な犬を増やさないためだと説明を受けました。
説明に納得し、ワクチン接種代と去勢手術代合わせて2万円を支払い、アニマルメリーランドの理事長さんが自宅の確認(飼うスペースなどの環境チェック)を兼ねて手術後のあーさんを車で届けてくださいました。
「今はまだ手術したてだからまだあるように見えるけど、その内吸収されるから。」という説明も同時にあり、手術費用の領収書をいただきました。
が、いつまでたっても吸収されないので、おかしいなあ・・・と何となく心の隅で思ってたんですよね。
それにしても吸収って何?
2016年、あーさんが我が家に来てから5年後の事です。
アニマルメリーランドの劣悪な環境の中で、たくさんの犬が死んでいるのが見つかりました。
長年に渡り行政指導が何度も入っていたようですが、改善がなされなかった結果です。
アニマルメリーランドは閉鎖。経営は他の方が受け継いでいるようです。
この事件で、その保護施設の責任者はブリーダーではないかという疑惑も出ました。
つまり、繁殖引退犬や病気を持って生まれた子犬などを処分するための保護施設を自ら運営していたのではないかという疑惑です。また動物病院も関係していたのではないかと言われていました。
確かにいただいた去勢手術の領収書は病院が発行したものだったんですよね。
まさかこんな事になるとは思っていなかったので、領収書は破棄してしまい動物病院の名前も忘れてしまったのですが、置いておけば良かったな。
これって詐欺じゃないですか。
そういうわけで私は去勢手術なんてやってくれてないのに手術代を支払ったわけです。
海外では里親になるというのはかなり一般的です。
ペットショップに保護犬をおいているのも普通です。
犬を飼う時は里親になるという選択がもっともっと日本でも広がって良いはずなのに、こんな施設があるようでは、なかなか難しい。
里親になろうとお考えの皆様、保護施設はきちんと選びましょう。
世の中悪質な民間保護施設は存在するのです。
自由ネコさんの記事、参考になります。これ現実ですよ。
その後去勢手術を受けました
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