こちらの記事はこんな方にオススメです
- ピアノを始める
- 電子ピアノの購入を検討している
- 電子ピアノの選び方を知りたい
- 電子ピアノで上達できるのか疑問
- KORGの電子ピアノ購入を検討中
「ピアノ教室通いを始めたけれど、続くかどうか分からない。何ならすぐやめるかもしれない。」
「住宅事情で生ピアノ(アコースティックピアノ)を置けない。」
「購入するには金銭的に厳しい。」
などなど、生のピアノを買うのはハードルがかなり高いですよね。
でもピアノがどうしても要るのよ!!!!
という方にオススメしたいのが電子ピアノです。
でも電子ピアノじゃ上達しないんじゃないの??
と疑問に感じる方もいらっしゃるかも。
いやいや、電子ピアノは年々すごい進化してますよ。
そして、電子ピアノとひとことで言っても、メーカー、価格、機能などピンキリです。
そうそう、ピアニストの反田恭平さん。
今、日本のピアニストでチケットが最も手に入りにくい話題沸騰中の新進気鋭のピアニストです。
その反田さんが子供の頃から自宅で使っていたのは電子ピアノ。
モスクワ音楽院留学中アパートに置いていたのも電子ピアノ。
反田さん曰く、
「電子ピアノしかないんですよ、でもヘッドホンとか録音とか使えたりするんでよかったですよ。」
なるほど。
ピアニストは幼少の頃からずっとグランドピアノで練習しているであろうという私の思い込みをバチコーンと破壊された気分です。
レ・フレールのお家にも電子ピアノしかなかったとか。
つまり電子ピアノでもプロになるまで上達するわけです。
電子ピアノだから上達できないというのは何だか言い訳っぽく感じるくらい。
だから、プロを目指すわけでもない一般人の私たちが自宅練習で電子ピアノを使用するのに、何の問題もないとは思いませんか?
そりゃ生ピアノがあるに越した事はないけども。
電子ピアノのメリット
では生ピアノではなく電子ピアノを練習用として使用するのに具体的なメリットは何なのか考えてみたいと思います。
- 安い
- 音量調節ができる
- ヘッドホンを使えるので練習時間を気にしなくても良い
- 調律不要
- 移動させやすい
- 場所を取らない
- 何だか楽しい機能がいっぱい
機種にもよりますが、生ピアノに比べると圧倒的に安いです。
上位機種を購入してようやく比較的お安めの生ピアノくらいのお値段です。
日本の住宅事情を考慮すると生のピアノを使用するのが難しい場合も多いと思います。
生ピアノは禁止のマンションも多く、また戸建てであったとしてもピアノの音でご近所トラブルが発生する可能性も無きにしも非ずです。
その点、電子ピアノは音量が調節できる上、ヘッドホンを使えば夜中に練習する事だって可能です。
また生ピアノには必須の調律も電子ピアノは不要です。
ちなみに調律費用は我が家は年1回カワイさんにお願いしており17000円かかっています。
ヤマハの調律サービスの料金を確認した所16500円(税込)+出張費でした。なので相場はそれくらいかな。
個人でやっていらっしゃるもっと安い調律師さんもいらっしゃると思いますが、1万円を下るのは聞いた事はないです。
安すぎるのも逆に怖い。
もっと頻繁に練習される方は年1回なんかでは済まないと思いますが、その維持費が電子ピアノには不要なのです。
そして移動させやすいのは嬉しい!
機種にもよるとは思いますが、基本的に電子ピアノは自力で動かす事ができます。
我が家の電子ピアノは娘と私二人で3階まで持ち上げました。
更に、移動させやすい上に生ピアノほど場所もとりません。畳半畳あれば設置できますよ。
電子ピアノのデメリット
良い事つくしの電子ピアノですが、もちろんデメリットだってあります。
- 所詮は生ピアノには勝てない
- 音が自分のモノにはならない
- 生ピアノほど長くは使えない
- 手を痛めやすい
そもそも電子ピアノは生ピアノのようにハンマーで弦を叩く構造ではないため、生ピアノのようにわずかなニュアンスや表現ができるわけではありません。鍵盤に木材を使っていたとしても、所詮電子音は電子音です。
そのため、生ピアノと電子ピアノの演奏感の溝が完全に埋まる事はないと思います。
楽器でも道具でも何でもそうだと思うのですが、生ピアノは長年使うとその人の癖などを吸収しつつ共に変化成長していったり、調律師さんの調整などの影響で同じ機種のピアノでも違う音が出るんですよね。つまり使っている人の音になるというか。
でも電子ピアノにそれはほぼありません。
また生ピアノはきちんとメンテナンスをすれば100年以上使えるとされていますが、電子ピアノは10~20年と言われています。
それから、私は電子ピアノで過去何度か腱鞘炎になっています。
ついつい生ピアノの様に力を入れてしまいまして。生ピアノなら吸収してくれるものも電子ピアノではなかなか難しいからかもしれません。
電子ピアノを選び方~最も重要な5つのポイント
- 鍵盤は88鍵が絶対必要
- 生ピアノに近いタッチ
- 生ピアノに近い音
- 鍵盤に適度な重みはあるか
- トリルと連打ができる
①鍵盤は88鍵が絶対必要
生ピアノは鍵盤が88個あります。
キーボードのように88鍵に満たないものはピアノとしては使えません。
習い始めた頃はよいかもしれませんが、大きな曲を弾くようになると「鍵盤が足りない!」なんてことになると非常に困ります。
なので必ず88鍵の電子ピアノを購入しましょう。
②生ピアノに近いタッチ
ピアノのタッチとは常に繊細です。
生ピアノでさえタッチの差がかなりありますので、生ピアノと電子ピアノとの差は歴然です。
各メーカーは生ピアノのタッチを再現すべくかなり開発に努力をされているのですが、それでもやはりタッチの違いは否めません。
なので、電子ピアノも試弾して生のピアノの感触に近いかどうか確認した方が良いですね。
ただしこの点をこだわると、上位機種しか選べないというジレンマも。
③生ピアノに近い音
言うまでもなく、音は重要です。
ピアノの音を録音して再現(サンプリング)する技術や人工的にピアノぽい音を作る(モデリング)技術などですばらしい音を出せる機種がほとんだと思いますが、確認したいポイントではあります。
④鍵盤に適度な重みはあるか
電子ピアノの鍵盤は生ピアノに比べて軽くなりがちです。
その軽さに慣れてしまうと、生ピアノを弾いた時にかなり違和感があると思います。
なので鍵盤にピアノに近い重さがあるかどうかは大切です。
⑤トリルと連打ができる
トリルとは「ドレドレドレ~」と高速で弾くこと。
連打とは同じ音を「ドドドドドドド」と連続して弾くこと。
トリルや連打は鍵盤の戻りが遅いと不可能な奏法なので、これらが出来るかどうかも確認しておきたいですね。
電子ピアノのメーカー 特徴まとめ
よし!電子ピアノ買うぞ!
と思い立ったはいいけど、どこのメーカーが良いのか分かりませんよね。
ちなみに私は今まで使っていた電子ピアノは、ローランドとカワイです。
どちらも生のピアノにかなり近い弾き心地で満足度が高かったです。
電子ピアノの主なメーカーは以下の通り。
機種によってもちろん異なるのですが、各社の特徴をざっくりさらっとまとめました。
メーカー | 特 徴 |
ローランド(Roland) | 電子ピアノ界で最も長い歴史を持つパイオニアで電子楽器専門メーカー。 音の表現力、強弱、音の立体感などが素晴らしく、かなり生ピアノに近い音を再現するモデリング技術がすごい。 |
カワイ(Kawai) | 木製鍵盤、鍵盤の重さなど、生ピアノのタッチの再現にかなりこだわってます。 |
ヤマハ(Yamaha) | ヤマハのグランドピアノの音を再現しているので、クリアな音が特徴です。 クラビノーバシリーズは電子ピアノで一番有名なブランドではないでしょうか。 |
カシオ(Casio) | コンパクトでお手頃価格の機種が多い。 |
コルグ(Korg) | 電子機器メーカーでシンセや生ピアノの後付け消音ユニット(サイレント)が有名。リーズナブル価格帯の電子ピアノが充実。 |
激安電子ピアノ「KORG B2」を買いました!満足度高し!!
私の息子と娘は小さいころからピアノを習っていたので生のピアノを購入しました。
ですが・・・。
今現在ピアノを続けているのは私だけなのです。
そして日中は仕事をしているためなかなか練習時間が取れません。
そこで夜練習をするために電子ピアノを購入しました!
購入したのは「KORG B2」
いつでも練習できるように、私の寝室に置いてます。
ベッドの真横(^^;)
上の項のメーカーざっくり紹介でも書いた通り、リーズナブルなので買いました!
なんと、X型スタンド・Xイス・ヘッドホン・ペダル全部セットで島村楽器で税込42000円でした!
しかも5000ポイントほど返ってきたので実質37000円!!!!
安すぎん??
「まあお値段激安だし指練習が出来ればいいか・・・」
と軽い気持ちで買ったのですが、何とこれが予想外にコストパフォーマンスが高い。
もっとスカスカの弾き心地かと思いきや、適度な重みもあり弾き心地も良くピアノの音の種類も選べて、満足度がかなり高いです。
更に更に、もうワンランク下のB2Nという機種なら35000円くらい。
なぜB2にしたのかというと、鍵盤の重さが変えられるからです。
でも今にしても思えばB2でも全然大丈夫だったかも。
というのも、私の妹宅にKORGの旧タイプの鍵盤の重さが変えられない機種があるのですが、鍵盤が軽すぎるという事もなく全然普通に使えたので。
- 子供がピアノを始めたけど、生ピアノを買うにはお金が厳しい
- 子供がピアノを習い始めたけど、続けるかどうか分からない
- 時間を問わず練習できるピアノが欲しい
- 生ピアノのサブとして
という方にぜひオススメですよ!
私が購入したB2単品
鍵盤の重さが変えられない更に安い機種のB2N単品
セット
ホワイトの台がしっかりしたバージョン
まとめ
電子ピアノは驚くほど日々進化しています。
生ピアノ購入は難しいなら電子ピアノでも全然問題無しですよ~
では(^^)/
合わせて読みたいピアノ関連記事
ぷりんと楽譜サブスクやってます↓1カ月間無料でお試しできます↓
\ 1カ月お試し無料 /