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ラ・ラ・ランドと藤井風

夫と娘からずいぶん前から観るように勧められていた映画「ラ・ラ・ランド」。

ミュージカル映画が何となく苦手・・・

という先入観で観ずにいたのです。

実はここの所プライベートがゴタゴタして心も疲弊しておりまして。
そこで、いつもならやらない事をしてみようと思い、その二人が勧めるミュージカル映画を見る事にしました。

娘曰く「エモエモ映画」との事でしたが、本当エモかった。
未だに「エモい」の意味が良く分からないけど、ああこれがエモかって何となく理解できた感じ。

半世紀も生きるとさすがに、
あの時あっちに進んでたら今ごろは・・・・という大きなターニングポイントがたくさんあって。
後悔も色々あるんだけれど。

若いころ無敵に好きな事に突き進んでいたことを思い出したり、これまでの人生を何だかんだ振り返ってしまい、自分でもびっくりするくらいにぐさっと胸に突き刺さってしまった。

それにしても、ジャズピアニストのセブ役ライアン・ゴズリング氏が3か月間の猛特訓でバリバリにジャズピを弾いてるんですよ。
努力の神様か。
ピアノの代役をたてず全てご自分でのガチ演奏だそうで、それだけでもエモい。
長年ピアノやってるのに私は何でこんなに弾けないんだろう・・・?

「ラ・ラ・ランド」には名作ミュージカル映画のオマージュシーンが非常に多いそうです。
残念ながら初めてミュージカル映画をみた私には、どこがオマージュなんだかさっぱり分からないけど。
ルーツを辿るのも面白そう。

とにかく、苦手意識のあったミュージカル映画が面白いと知れたし、ストーリーだけではなく映像も音楽も最高の映画だったので、私と同じ先入観を持っている方にもオススメです。

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で、「ラ・ラ・ランド」を見てから、藤井風さんの“Audition (The Fools Who Dream)”という曲の弾き語り動画を見たんですよ。

この曲は、主人公のミアが映画の終盤に渾身の思いで受けた最後のオーディションで歌われます。
この弾き語り、風さんが上京する前に最後にアップした動画らしい。

青年が上京してこれから音楽の世界で生きていくという固い決意がひしひしと伝わってきます。
演奏も歌も素晴らしく、「ラ・ラ・ランド」の映画と動画のワンセットで見て初めて風さんの心情を読み取る事が出来て、何かもうね、号泣しちゃったんですよ。
そんなストーリー知らなかったから。


ここ最近心が乾き気味だったので、少し豊かな心持ちになれました。
音楽やエンタメって私にとってはやはり生きる糧。

では。

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