こんにちは。はな(@hana8family)です。
先日子供の歯列矯正が終了しました。
娘の前歯の並びが気にはなっていたものの、そこまでガタガタというほどでもないという事と、歯列矯正は莫大な費用がかかるという思い込みで、長年ずっとスルーしてきたのです。
でも娘が中学3年生のころ「歯並びが悪いから矯正したい」と訴えてきたので、友人から紹介されたクリニックに相談をすることにしました。
結論から言うと、10万円ほどの費用と1年という時間を費やし、娘の前歯はほぼ綺麗になりました。
予想していたよりも随分安く済んで、もっと早くに始めれば良かったと少し後悔しました。
私の娘の体験談が、子供の歯列矯正をしたいけれど躊躇している方の参考になりましたら幸いです。
【初診相談】歯並びのチェック・治療の方向性の説明・見積もり
娘の歯並びは下の歯は綺麗に並んでいるものの、上の歯は前歯の2本がきちんと生えるスペースがなく斜めに生え、隣の歯と重なっている状態です。(矢印部分)
初回は歯並びやサイズなど細かくチェックされた結果、先生から伝えられたのは以下の通り。
- 食事が極端に遅いか極端に速いかのどちらかでしょ?
- 5ミリのスペースが必要
- 軽度なので拡大プレート床矯正で恐らく終了すると思われる
- 骨が成長しきっているので時間はかかる
①は下の歯は綺麗に並んでいるのに上顎が狭く歯並びが悪いので、上と下が正しく噛み合っていない。
こういう歯並びの人は、食べ物を噛みにくいので食事にかかる時間が遅いか、もしくは噛むのを諦めて飲みこんでしまう為極端に速食いかのどちらかだそうです。
ちなみに娘は食べ物を食べるのが極端に遅いのです。
原因はこれだったのかと納得。
②③比較的軽い状態なので、拡大プレートで床矯正を行い、顎のスペースを5ミリ広げてあげれば前歯2本はフラットに収まるはず。
④中学3年生だとすでに永久歯が生えそろい骨が成長してしまっているので、動かすのに時間がかかる。
ギリギリいけるかどうかの年齢。もっと早い年齢で始めるべきだった。
上手くいかない場合は、2期治療(※)が必要になる旨の説明を受けました。
初回は無料でした。
初診相談料は無料のクリニックが多いようです。
治療の見積もりは9万7200円でした。
ただし、2期治療を行う場合は追加費用が必要になります。
※保険外診療の為、費用はクリニックによって異なります。
●1期治療
【対象年齢】6歳~小学校中学年
【費用】10万円~50万円程度
乳歯と永久歯が混在する時期。永久歯がきれいに生えそろう為に、上下の顎のバランスや大きさなどを整える矯正が中心。
拡大プレートやマウスピースなどを使用します。
●2期治療
【対象年齢】小学校高学年~中学生
【費用】20万円~120万円程度 永久歯が生えそろっている場合は、2期治療の範囲となります。基本的な治療方法は大人の矯正と同じ。
拡大プレート(床矯正)とは?
拡大プレートとは床矯正(しょうきょうせい)とも言われます。
取り外しができるプレート(床)という器具を装着して、歯の移動とあごの骨の拡大を行う矯正治療です。
乳歯と永久歯が混在している時期に(小学生の頃)拡大プレートを装着し顎の成長を助け、問題のない形に近づけていきます。
1日12~15時間程度装着しますが、取り外しが簡単にできるので食事中は外します。
器具の真ん中のスクリューを回転させて、歯並びの幅を広げたり歯を動かしたりします。
また、顎の幅を5mm程度広げるだけで歯並びが改善できる軽い症例でも使用されるそうです。
娘は永久歯が生えそろい顎も成長しきっているけれど、幸い軽度なので床矯正でいけそうという先生の判断でした。
- 痛くない
- 虫歯になるリスクが低い
- 自分が努力すれば治せる
- 取り外しが簡単
- 学校に行っている間は外していても大丈夫
- 低年齢の子供でも扱える
これが拡大プレート。毎日ネジで少しずつ巻いていくので、真ん中の隙間がどんどん広がっていき顎が広がる仕組み。
毎日ポリデントで洗浄します。
娘の歯列矯正の経過と治療期間
開始時は上前歯2本が隣の歯にかぶっている状態。
そして6か月後。歯の間に隙間ができました。
▼6か月以降はゴムをプレートに取り付けてできた隙間に歯を入れ込みます。
結果治療開始1年後・・・、
拡大して空いた隙間にすっきり歯が収まりました。
100点満点を目指すなら2期治療をした方が良いけど、8割を目指すならこれで良いのでは?というのが先生のご意見でした。
8割で十分ですとも。
というわけで治療は終了。トータルで1年かかりました。
半年間は月に1度、半年以降は3ヶ月に一度、歯のチェックとクリーニングに通い治療は終了しました。
ただし、通院は終了しましたが歯並びキープのためにプレートは毎日装着しています。
人為的に動かした歯並びは元に戻ってしまうので、矯正した歯並びを定着させる保定期間が必要です。
保定期間は治療期間の約2~3倍程度。
娘の矯正費用にかかった総額は?
契約時 | 32400円 |
プレート受取時(上顎のみ) | 64800円 |
1年間で8回受診 | 8000円 |
合計 | 105,200円 |
歯列矯正の治療費は80万円くらいかかると思い込んでいたので、軽度なら意外と安く済むかもしれません。娘は上顎のみだったので、更に安くて済みました。(※歯の状態やクリニックによって費用は異なります。)
矯正治療は医療費控除を受けられる?
子供の歯列矯正は、歯や顎の正しい成長を促すために必要な治療だと考えられているので、医療費控除の対象になります。
我が家も確定申告しました。
医療費控除とは、1月から12月の1年間に支払った医療費が10万円を超える場合、確定申告を行うことで納めた税金の一部が還付されるものです。
まとめ
我が家の中学生娘の歯列矯正は無事終了。軽度だったので費用も思っていたよりもはるかに少なくて済みました。
大人の歯列矯正は、骨が成長しきっているので矯正が難しくなったり抜歯が必要になる場合もあり、費用も高額になりがち。
顎の成長段階で正しい成長を促してあげる子供の歯列矯正は、長い目で見たらメリットが大きいのではないかと感じました。
高額の治療費が必要だと思い込んで躊躇していましたが、早いうちに一度相談に行けば良かったなと後悔しています。
では(^^)/