ある朝突然、謎の腹痛でベッドから動けなくなりました。
救急車を呼ぶほどの痛みではないけど痛い。
我慢している内に動けるほどになったので、かかりつけの内科を受診。
エコーをかけてもらうと「直腸に影が映っているから大腸検査した方が良い」と言われました。
できれば受けたくない。
でも翌日になっても痛みは治まらないので、かかりつけ医に紹介してもらった消化器内科を受診。
とりあえずマルチスライスCTで体を輪切りに検査。費用5000円。
これで上半身くまなく検査できるらしい。
婦人科も問題なかった。
これで苦痛なく婦人科健診も一気に受けられるならめっちゃ良くない?
何で流行らないんだろうか?精度にかけるのかなあ?
ただし、マルチスライスCTは消化器官はうまく見えないらしいので、胃カメラと大腸内視鏡検査の予約を入れました。
めっちゃ憂鬱。
いつかまた大腸検査を受ける時、私のことだからきっとすっかり忘れ去っていると思うので、備忘録として残しておきます。
これから大腸検査受けるけど不安という方の参考にもなりましたら幸いです。
検査予約時
検査前日から当日にかけての説明を受けて、検査の注意事項、誓約書、下剤一式をいただく。
検査当日はもらった下剤で腸を空にしてから誓約書を持って病院に行く。
検査前日
- 夜10時以降は絶食
- 就寝前に下剤(錠剤 センノシド)を飲む
ただし水とお茶はOK。
夕飯のビールは控えました。
検査前の食事キットが出される病院もあるみたいですが、私が検査を受ける病院はなかったです。
ただし、前日に以下の物は食べないようにという指示がありました。
- ニラ
- ネギ
- わかめ
- ひじき
- トマトの皮
- ごぼう
- こんにゃく
- オクラ、キウイ、スイカなどの種
- ごま
就寝前に飲むという下剤は、特にすぐにトイレに行きたくなるものではなかったです。
検査当日:絶食。朝8時から1時間半かけて下剤を飲む
検査当日の朝食は絶食。
検査時間の5時間前(私の場合午前8時)から1時間半かけて1.8リットルの下剤を飲み干す。
- マグコロールを開栓して、500mlの水を入れてよくふる
- 薬剤が溶けたら1800mlまで水を入れる
- 吐き気止め(ドンペリドン)を服用する
- コップにピコスルファート(液体の下剤)をコップに入れて、そこにマグコロール注いで飲む
- 約1時間半で残りのマグコロールを飲み干す
前日分も含めると、3種類も下剤を飲んだことになる。
大腸検査で何が辛いって下剤を飲むのが辛いとみんなが口をそろえて言う。
けど、本当に辛かった。
普段は朝はあんことコーヒーのみの生活なので、コップ2杯目で「もう無理!」て感じになった。
10分ごとに200ccを飲みほさないといけない計算なので、お腹パンパン。
途中から腹痛も始まり、トイレに行って出しては飲むというサイクルが続くのでマジ辛い。
でも宿便がきれいに出尽くすのでデトックスになって何だか達成感。
結局朝9時ごろから12時ごろま計10回くらいトイレに行きました。
途中からもう腹痛もなく、ただ下剤を排泄している感じ。
何で水分なのに膀胱に行かないんだろう?
迷わず腸に行くのが不思議。
便が水様になるのが理想と
検査15分前に病院に行く
麻酔を使用しての検査になるので、車、バイク、自転車は避ける。
午後1:00から検査開始
- 荷物をロッカーに入れる
- 検査着に着替える
- 内視鏡室の検査台に寝転んで、血圧を測りつつ麻酔の注射を打たれる
- 麻酔で眠っている間に胃カメラと大腸検査
検査着は紙でできた使い捨てのズボンと上着。
上半身は着てきた物を脱がずにその上に検査着を着ました。
下半身は下着は脱いでお尻がマジックテープで開くズボンをはきます。
中国の子供がよく穿いている股割れパンツぽい。
「麻酔の注射を打つから横向きで寝ててくださいね~」と言われた後の記憶が全くありません・・・。
生まれて初めて意識をなくす麻酔を打ったんですけど、この間何かが起きても何も気づかないと思ったら怖いですね。
検査後:午後3時半に目が覚める
ぼんやり目が覚めた。
めちゃくちゃ喉が痛くてガラガラして声が出なかった。
意識をなくしていたので、検査自体は本当に苦痛なくいつの間にか終わってた。
もう一回意識をなくして寝る。
次に起きた時は3時半を回ってた。
ナースコールをして、着替えてから、検査の報告を先生から受ける。
画像付きの検査報告書もいただきました。
結果、異常無し。
良かった~
2時間半眠っていましたが、実際の検査時間は
- 胃カメラ 5~7分
- 大腸検査 10分
だそうです。
お尻には全く違和感はなかったけど、喉に明らかな違和感が残っていました。
喉がつまっているというか、まだカメラが中にいるような感覚。
胃カメラと大腸検査の費用
胃カメラ、大腸検査、ピロリ菌検査で11,500円でした。
病理組織検査やポリープ切除が加わると、だいたい+1万円前後だそうです。
私は異常無しだったので最低価格。
帰宅後:ひたすら寝る
本当に記録に残しておきたいのは、帰宅後から翌日の状況。
朝から何も食べてないので、大好きなパン屋さんでサンドイッチを買って帰りました。
検査の後はうどんとかお粥とか消化の良いものを食べてくださいとの事でしたが。
家についたら、サンドイッチを少しだけ食べてオレンジジュースを飲んで、またフラフラっと寝てしまった。
まだ麻酔が切れてない感じ。
夕飯ごろに目が覚めると、頭がガンガンに痛くて吐き気がして、絶不調だった。
ネットを調べると、鎮痛剤の副作用に頭痛、吐き気、めまいなどと書いてあったので、それかな?と思った。
その日は夫の仕事が休みだったので、料理にはまっている夫がごちそうを作ってた。
でも体調が悪くてせっかくの料理を食べる事ができず、バファリンを飲んでそのまま翌日まで寝てしまった。
翌日:脱水症状で寝込む
朝起きたら、更に絶不調だった。
頭痛と吐き気は治まらず微熱まで出てきた。
ネットを色々調べていたら、どこかのお医者さんのブログ記事にたどりついた。
大腸検査時の「脱水症状」について書かれていた。
マグコロールは体内水分を吸収し脱水状態があらわれることがあるので、水分を十分に摂取させるべきなのに、それを指導していない医者が多い
と。
それにたくさん排泄してるしね。それだけでも脱水症状になってもおかしくない。
確かに私も全然水分をとっていなかった・・・。
下剤で大量の水分を摂取している気になっていた。
急いで経口補水液を作ってひたすら飲んだ。自分の過去記事がすごく役にたった。
1リットル飲むと、体調がずいぶん落ち着いてきました。
脱水症状って喉がカラカラになるのかと思いきや、全然喉は乾かないのね?
だから余計に気付かなかった。
まとめ
検査自体に苦痛は無し。
下剤を飲むのは噂通り結構しんどかったけど、そこまででもなかったかな。
ただ、検査後の脱水症状は本当に辛かった。
知識があれば回避できたので、大腸検査を受ける方はくれぐれもご注意ください。
そこはお医者さんの説明が欲しかったな、本当。
それと今回は異常無しでしたが、健康に気を付けるべき年齢をとっくに過ぎているので、これを機に毎日エビオスとビオフェルミンを飲んで腸活してます。
そういえば子供の頃、ビオフェルミンをおやつ代わりに食べてて母に怒られたな。
では!
線虫検査も受けましたよ